2017年08月07日

認知症患者が増えることで起こる問題



 平成28年に認知症が原因とみられる行方不明者は1万5千人を超えたそうです(届け出ベース、警察庁発表資料より)。この統計がとられ始めた平成24年以降、認知症行方不明者数は年々増加しており、行方不明者全体に占める割合は2割近くに上ります。下図は、近年の年代別(50台以上)行方不明者と認知症行方不明者の推移を示したものです。70代、80代の行方不明者数と認知症行方不明者数の増加がリンクしていることが窺えます。



夜中にパジャマ姿のお年寄りが歩いていた。声を掛けるも会話にならないので警察に連絡した。その後はどうなったかは分かりませんが、帰宅できていると思う。



認知症の方の鉄道事故


愛知県大府市で2007年、徘徊中に電車にはねられ死亡した認知症の男性の遺族にJR東海が損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日、妻に約360万円の支払いを命じた二審判決を破棄し、家族の賠償責任を認めない判決を言い渡し、JR側の逆転敗訴が確定した。 上告審で遺族側は「家族に監督責任があるとすると認知症患者に関わりを持たない以外に方法がない」として監督責任を否定し、妻は必要な注意を払っていたので賠償責任もないと訴えた。JR側は「介護の方針を決める立場にあった長男にも監督責任がある」と主張していた。




2016年3月8日早朝、宮城県大崎市のJR東北線で線路内にいた男性(当時79歳)が貨物列車にはねられて死亡した。警察によると男性は認知症で、家族によると前の日の夜から行方が分からなくなっていたとのこと。男性は前日に家族と共に外出し、家族が買い物をしている間ひとりで車に残っていたが、買い物を終えた家族が車に戻ると男性はいなくなっていた。家族は警察に連絡して捜索を依頼したが、翌朝男性は行方不明になった店から20キロほど離れた線路内で列車にはねられて亡くなった。




自宅で認知症の方を介護するのは肉体的にも精神的にも大変です。24時間介護が必要になります。個人差はありますが、重度の認知症になると家族の名前すら忘れてしまう。


施設に入れたくはない。住み慣れた自宅で最後までと、考えて施設の入居を拒む人がいます。老人ホームでの虐待報道があると、入居を躊躇する気持ちも分かります。しかし、認知症の方の安全を一番に考えるのであれば施設へ入居することをお勧めしたい。


認知症の利用者が入居後に、24時間介護をしていた家族が「昨日は久しぶりにゆっくり寝れました」と安堵の表情を見たのは一度や二度ではない。


利用者も安全に暮らせ、家族も安心できる施設が増えればいい。





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posted by トモ at 09:03| Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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