2017年03月31日

こういった訴訟は増えてくる




2014年1月、鹿児島県姶良市の介護老人保健施設「青雲荘」を利用していた当時80歳の男性が、パンをのどに詰まらせ意識不明になる事故があった。男性とその家族は「男性は飲み込む力が弱っていた。事故は予見できたはずだ」と施設側を訴えていたが、3月28日、鹿児島地裁で判決が下された。南日本放送が報じた。

その内容は、「パンをそのまま提供した施設側に責任がある。小さくちぎって提供する義務があった」と施設の過失を指摘し、約4000万円の支払いを命じるものだった。




パンを喉に詰まらせてのことなので、朝食の時間に起きた事故だと考えられる。朝食の時間帯は、夜勤明けのスタッフと早出のスタッフで回す。昼食や夕食の時間帯と比べて食堂に入る職員の数が少ない。見守りが少ないので、朝食は事故が起きやすい時間帯。普通食を食べているので、介護度は重くないと考えられるが、判決で「小さくちぎって提供する義務があった」との過失が出ていることから嚥下機能の低下、嚥下障害があったと、思われる。



こういった判決がでると訴訟は増える


判決で約4000万円の支払いを命じられたとなると、施設側は医療度、介護度が高くてリスクのある利用者の受け入れは難しくなる。何かあれば、訴訟を起こされるとなると尚更。


施設は少ない利益で運営している。働いている介護職員も仕事量の割に薄給。死亡事故があり、介護職員のメンタルも低下して、こんな安い給料でリスクを背負うのであれば、介護職を続けたくないという人も出てくるかもしれない。




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posted by トモ at 19:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昔はアメリカは訴訟大国とか言われてましたが、今は日本も変わらないのでは?

ちょっとした事でも苦情やら訴訟になると気が気じゃない。
嫌な世の中になりましたね〜

Posted by 通りすがり at 2017年03月31日 23:19
>>通りすがりさん

一昔前は介護施設で見てもっているという気持ちの人がいましたが、今は契約して入居しているというお客様意識が高いのかもしれません。
Posted by トモ at 2017年04月02日 11:46
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