2016年09月20日

訪問介護事業の男性社員は続かないです



私が勤務する訪問介護事業所は開業して8年目になります。私が入社してからの3か月は退職した人はいませんが、7年ちょっとの間に多くの管理者、サ責、社員ヘルパー、登録ヘルパーが退職している。退職者の一割でも残っているのであれば、今の仕事はかなり楽なんですけど。



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その中でも一番続かないのは男性社員です。男性社員の場合、金銭的な問題で退職した人が多く、うちの場合は賞与年2回(業績による)に騙された人が多い(私もそのうちの一人です)。



入社初日に雇用契約書を交わしました。確かに賞与ありに○がありましたが、今、見返すとその横に(業績による)との注意書き。面接では営利目的の企業なので、売り上げが悪ければ賞与はでないと、サラッと説明がありました。雇用契約書を交わすときに常識のある人間だったら賞与何カ月分ですか? なんて聞きませんというか、私は聞けませんでした。



基本給の1か月分ぐらいが2回あるのだろうぐらいに思ってました。蓋を開けてみると、ベテランサ責が、一度も貰ったことがないと話すものだから、聞いたときは「やられた!」って思いました。



それなら年俸制とか記載しておいてほしかった。ちなみに年2回に分けて、処遇改善金をまとめて支払われるみたいですけど、賞与ではありません。



介護報酬に依存するビジネス



訪問介護はケアのサービスを行うと、介護報酬が支払われます。所謂、介護報酬ありきのビジネス、介護報酬に依存している。将来的にドンドン膨らむ社会保障費を考えると、介護報酬が上がることはなく、良くて現状維持、下がると考えるほうが明白。


訪問介護の場合、人件費が介護報酬の6割以上を占める。それ以外にも事務所の賃料、光熱費、法定福利費、消耗品とかその他たくさんあります。例えば、車のある訪問事業所はガソリン代、維持費が発生する


うちの場合は、売り上げから人件費などの固定をひいた利益を管理者、サ責が知ることができるシステムで、お金にシビアです。3000円の物を購入するにも本社に稟議を上げて、決済貰ってから購入する決まりがある。


もっと言うと、このご時世にWindowsXPを使っている。会社のPCはウイルスの問題でネットに繋がっていなく、飾り物。管理者が自前のノート型パソコンを事業所に持ち込んで、事務所のWIFIや複合機に繋いで、管理者のPCから本社にメールのやり取りをしている。


有料老人ホームを経験している人間からすると、最初は戸惑いしかありませんでした。有料老人ホームは、介護報酬以外に高い入居金、高い月額利用料、自費サービスが設定できますので、一定の賞与、退職金がある。中には賞与、退職金がないところもあるみたいですが、そういったところは離職率が高くて人が集まらないでしょう。


現実問題として、訪問介護事業というビジネスモデルでは、賞与3か月分とかは、難しい。だから男性社員は早々と見切りをつけて辞めていくのです。




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posted by トモ at 03:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その通りですね。訪問介護だけだと厳しいですね。居宅、訪問看護と事業を増やせれば良いですが。今のうちに顔を売っておく必要がありますよね。
Posted by すけはち at 2016年09月20日 13:03
>>すけはちさん


顔を売ると同時に、介護支援専門員の資格は是が非でも取らないといけないと思ってます
Posted by トモ at 2016年09月20日 14:03
名古屋の訪問介護会社は男性社員が多かったです。
仕事は障害の身体介護の割合が多い。
Posted by かな at 2016年09月20日 21:58
>>かなさん

男性は珍しいですね。
そんな事業所で働きたいです。
Posted by トモ at 2016年09月21日 21:06
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