2014年07月16日

「普通」ってなんだろう



息子は月に一度、大きな病院に定期受診に行きます。今日が定期受診の日で妊娠中の妻の代りに付き添いました。


小児科は4部屋あり、一番端の部屋が発達障がい児の専門の医師がいる部屋。


風邪などで病院に来ている子供達は親と談笑している。そんな風景を見て、一番端の部屋に向かった。


一番端の部屋の前で待つ。隣の3部屋と比べて静かに感じる。


待っている時に息子はジッとしてられなくて走り出す。


その度に追いかけて連れ戻す。


そんなことを3回した時に前に座ってた女性に声を掛けられた。


女性   「元気でいいですね」


私     「落ち着きなくて、大変ですよ」


女性    「男の子だから元気でいいじゃないですか。私は羨ましいです。この子が走ってくれたら嬉しいから」



その女性はバギーに乗っている男の子を見つめた。


私は何も言えず、黙りこんだ。


その後も女性は息子さんのことを話し始めた。病名までは聞きませんでしたが、息子さんは6歳になるが歩けなくて、医師から二十歳まで生きれるか解らないと宣告されていると。


息子が自閉症と診断されてた時に頭を殴られた気分になった。保育園で、ちょっとしたトラブルがあった時は、なんで障がいがあるんだろう。なんで息子は普通じゃないんだろうと自問自答したこともあった。


その親子を見てなんて自分は小さな人間なんだと感じた。


二十歳まで生きれるか解らないと宣告された息子さんはそんな風には見えないような笑顔で、女性もすごく明るかったから




私は人一倍臆病で失敗を恐れる人間です。そしてできるだけ人前で恥をかきたくない性格。


話は遡りますが、高校3年生の時にある競技の国体の強化メンバーに選ばれたことがあります。


強化メンバーに選ばれた面子を見ると、自分の敵わない人ばかり。


私は国体強化メンバーを辞退した。行ってもコテンパにやられるだけだし、恥をかきたくない理由で。


国体の強化メンバーに選ばれたと言えば、聞こえはいい話ですが、本音を話せば、自分の実力は自分が良く知っている。


人より優ってたのはその競技を幼稚園の年長からやっていただけ。


野球でもサッカーでも幼稚園から始めるのと、中学生から始めるのとでは全く違う。


小さい時から始める方が有利。


中学2年生の時は、同い年に負ける気しないと思ってた。中3で全国大会に出場して1回戦で負けたけど、優勝した奴を見てもコイツには敵わないとは思わなかった。


しかし、中学3年の夏に部活を引退して、遊び呆けたツケが高校入学して一気に来た。


全国のつわもの達は引退しても練習に励んでいたから。


7ヶ月のブランクは想像以上に大きく、中学時代に勝ってた奴に練習試合でコテンパにされる。


「〇〇中学のトモってあんな弱かったっけ?」と言われたこともあった。


その時、悟った。中学時代に私が優っていたのは小さい時から習っていたからだと。負けん気が強い人ならそこで「なにくそ」と思って練習するだろうけど、私は辛い練習から逃げて強くなることを放棄した。


できるだけ人前で恥をかきたくない気持ちが強いから保育園で運動会の練習が始まった時に先生に「リレーはでなくてもいいので」と伝えてしまった


勝負事だし、保育園で周りに多少なりとも迷惑をかけてるんで、みんなの足を引っ張らしたくないと考えたから。


先生は「息子君の経験にもなるし」と言ってましたが、心の中で「人前で恥をかく経験なんて経験せんほーがええわ」と思ってたくらい。



この1年、前施設でフロアリーダーに昇格して、異動で主任、施設長代理と昇進しました。


自分は仕事ができる人間と錯覚することはなかったと言えば嘘になりますが、人生の中でこんなにうまく物事が進むのは初めてで、かなり戸惑っているのです。



独身の頃は、自分なんて結婚できないんだろうと思ってた。


20代なのに生きていても辛いことの方が多くて、楽しいことなんて辛いことに比べて1/10ぐらいしかなかったから。


息子が妻のお腹にいる時は、父親になれるのか不安でしかたなかった。


でも、今月で5歳になった息子を見て、「俺みたいなんでも5年も父親してるんだな」と・・・・・・・・



あー。また悪い癖が出た。


1週間ぶりの更新なので文章校正も考えずに調子乗って書きすぎた。


本当は病院の話で終わらす予定だったんですけどね。


書いているうちに高校時代に話が脱線して、何が言いたいか解らない文章になってしまいました。


うまくまとめれませんが、「普通」って何?ってことを伝えたかったですよ。


最近、息子に対しての心ないコメントが多いんです。


承認制にしてるんで、心ないコメントは速攻で削除しているんですが、やっぱり人一倍臆病なんで、へこむこともあるんです。


こんな風に書いたらまた書かれるんだろうな・・・・・



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posted by トモ at 00:15| Comment(12) | TrackBack(0) | 息子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうなんですか。心ない人がいますからね。気にすることはないです。

息子様のことは、今後どんな人生を歩むのか、どんな福祉サービスを使って生活していくのかなど、いろいろ調べて、ある程度具体的にプランをたてておくと、安心できるのではないでしょうか。
もうすでに相談されていると思いますが、不安な気持ちは、相談支援事業所などで話してみてはどうでしょう。
具体的な未来が見えると、ちょっと気持ちが軽くなるのでは。

今、好調なのは、その前に地道にこつこつ努力したことが報われているということだと思います。
うまくいってるときこそ慎重に謙虚になった方が良いと思いますが、変に卑下する必要もないのです。
地道にコツコツとまじめにまともに、本当に世の中のためになることをしていれば、きっと神様が助けてくれる・・・と私はいつも思っているのですが、周りを見てもまともに頑張ってる人は必ず報われていますね。

高校の頃のスポーツって、必死にやったところで、その後じゃあプロでやるかっていうとそうではないと思うし、別に人生に大きな影響を与えないと思うので、強かろうが弱かろうがさぼろうが、どうでもいいと思います。(そうじゃない人もいるけど)
むしろ、今がうまくやれてるか、充実してるか、の方が大事ですよね。

今がうまくいってるんだから、大丈夫ですよ。
これからもがんばってください。

息子様もこの後意外な能力を発揮するかもしれません。
私の親戚の子は自閉症ですが、プログラミングの才能を開花させ、今はプログラマーで働いているみたい。私よりずっとすごい!
Posted by デイちゃん at 2014年07月16日 02:08
ディちゃんのコメント読んでほろりと来ました。

うちの母も
病名は、聞かないけど
知的障害があります。
妹も知的障害があって
中学になるまで気づきませんでした。

昔 中学の先生がクラスに一人位の割合で知的障害がある人がいると授業で教わった事があります。

Posted by 三十路介護職 at 2014年07月17日 20:17
>>デイちゃん

デイちゃんのコメントにはいつも勇気を貰っている気がします。ありがとう。

ブログに書いてませんでしたが、休みの日に障がい者の方が通う作業所にボランティアにいってます。

そこは障がいのによって仕事が違う所で、重度の方は公園のゴミ拾い、中度の方はあるお菓子メーカーの内職的なこと、軽度の方はミシンを使って雑巾を作ってます。

まだ小学生に上がってないのに気が早いですけど、息子のことを考えるといてもたってもいられないのですから。



くだらない人間ですが、父親なので息子の好きなことを探して、それが特技になればいいなと思ってます。








Posted by トモ at 2014年07月17日 22:22
>>三十路介護職さん

私は勇気を貰ってます。三十路介護士さんからもですよ。


ブログで色んな方からアドバイスを貰うことは生きる糧になっていると言っても過言ではない気がします。


差支えなければ教えていただきたいのですが、妹さんは今、おいくつですか?

今は何をされていますか?

プライベートなことを聞いてすみません。

息子がこれから生きていく上で、知りたいと思いまして
Posted by トモ at 2014年07月17日 22:26
そうなのですね。息子様のために、いろいろがんばっているんですね。(^−^)

日本女子バレーが、ロンドンオリンピックで28年ぶりに銅メダルをとったんです。
その時の解説で、「相手にリードされても、日本はできることを丹念にこなし、追いつき、逆転した」という一節が、僕は好きなんです。

とにかく今できることを、こつこつと丹念にこなしていく。そうしていけば間違いない。

きっと今やっている努力は大きく実を結ぶと思います。
Posted by デイちゃん at 2014年07月18日 23:45
はじめまして。
いつも、読ませて頂いています。
息子さんの事を案じられていらっしゃるようなので
うちの息子の事を書かせて頂きます。
今、24歳の息子は小1で学習障害と診断されました。
今で言う発達障害ですね。IQが78ぐらいでグレ−ゾ−ン
の子どもでした。
いろいろありましたが、普通学級に通い高卒で工場に働き
今6年目です。年収は、ともさんと同じくらいかな(笑)
私も今振り返ると、保育園の頃が「これからどうなんるんだろう?」
といちばん不安でした。他の子どもたちと比較せず、得意な事を
見つけてあげてください。
こんな熱心なお父さんがいて、うらやましいくらいですよ。

Posted by happymama at 2014年07月19日 07:09
妹は、今26で
作業所みたい所でお菓子を作っています。

中学生位の時に障害が分かって
高校は、全寮制の所に入りました。
コメント削除されてしまうかなと思いました。

高校の時にいじめにあい
欝の薬を飲んでいて
今でも波があります。
妹が自立出来るのかは、気掛かりな所です。
もし何か気になる事があれば

いつでも言って下さいね。
Posted by 三十路介護職 at 2014年07月19日 08:08
初めまして。


同じブログランキングのカテゴリーにいる者です。



この記事を読ませて頂きまして思う事があったのでコメントさせてもらってます。





私の実体験なんですが、


私はOT(作業療法士)を目指してた過去があります。


実はその当時も以前も自分の傷病に意識が無く、精神科には通っていたのですが、


病名も告げられていませんでした。


何か…って働きながら生活しながら感じていました。


OTの学校に社会人で入り、いろいろとあり怠薬してしまったのですね。


それから入院。


しまて。


自分が19歳の頃に発病した「統合失調症」である事をしりました。


長い時間をかけて、たくさんの人の助けのもと、病気への理解を深めました。


ちょっと私の歩んだ道は他人様から見たら特殊ですよね。


OT事態、精神疾患等持った方のリハビリに携わるのですから。



退院してからは社会に出ていろいろ働きました。


でも、


「普通」


ってですが、


私の考えと言うか体験から言わせてもらいますと、



自分自身でこれが自分!って自信を持って言えれば、特別も異常もないと思ってます。


誰かしらみんな人と違う部分は持ってる訳ですから。


ただそこに病気だの障害だのがあるだけで、


それはただの”個性”に過ぎないと思ってます。


なので私は堂々と図太く生きてます。




私はまだ子供はいないので、親になる事の深みは分かりませんが、



息子さんの事もたくさんの人に相談して、頼って、支えあって生きていけばと思いました。



いろんな経験をさせてあげて下さいね。



子供の頃の体験は本当に大切ですから。


宝物ですから。



幸。
Posted by at 2014年07月20日 12:18
>>デイちゃん

息子の為に自分にできることはやりたいです。

女子バレーのレシーブで繋いで繋いで点を獲るスタイルは私も好きです。
外国人相手だと体格差で負けるので、日本の得意な面を活かしてますよね。

息子の得意なこと、好きなことを見つけてあげたいです。
Posted by トモ at 2014年07月20日 20:02
>>happymamaさん

素晴らしい息子さんですね。
24歳で年収が私と同じくらいだと充分じゃないですか。
私なんて34歳ですからね・・・・(笑)

やはり5歳ぐらいの時って比べてしまうものなのかな。
happymamaさんが仰られるように他人と比べず、息子の成長を見守りたいです
Posted by トモ at 2014年07月20日 20:08
>>三十路介護職さん

家族のこと教えていただきありがとうございます。


私も息子が自立できるか考える時がありますよ。
まだ先の話ですが、考えてしまいます。

また、お聞きすることがあると思いますが、宜しくお願いします
Posted by トモ at 2014年07月20日 20:15
>>幸さん

はじめまして、コメントありがとう。


自閉症の息子を持つ親ながら「障がい」は個性という考えれず、

私の性格の問題なのかハンディとして考えてしまいます。

でも、幸さんが仰るように胸を張って「個性」と言える日が来ればいいなと思います。

Posted by トモ at 2014年07月20日 20:22
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