2014年03月24日

会社は利益を出さないと存続できないけど

入社3年の人に施設長を任せる施設はおかしいんじゃないかとコメントを頂いて、「常識ではないのかも」を書きました。



良い施設の基準を考えた時に利用者が安心して過ごしてもらえる施設だと思います。介護士が良い施設だと決めるのではなくて、あくまで利用者が決めるべきこと。



だから「この人になら任せても大丈夫だ」と信頼される介護士になれるように仕事をしています。



しかし、うちの施設は株式会社。介護技術が高く、理想も高く、利用者様からの信頼も厚い介護士より利益が出せる人間が出世する。



企業生存率という言葉があります。



会社が設立されて


5年で約85%の企業が廃業・倒産します。


そして、設立10年以上存続出来る企業は6.3%。


設立20年続く会社は0.3%。


設立30年続く会社は、0.025% しかいないという統計が出ています。


100社あっても1社も残らない。1000社あれば2〜3社残る計算。企業生存率を見れば、いかに会社経営が簡単ではないことが解る。


当たり前の話、会社は利益を出さないと存続できない。



息子は発達障害で児童デイサービスを利用していますが、児童デイサービスの数が多い。


どこにするか迷うぐらいの多さで、約9割が株式会社が運営している。


介護と同じで児童デイサービスもビジネスになるんだなと思う。


介護にしろ、児童デイサービスにしろ、民間の会社が運営するのは国が民間に丸投げしているからじゃないかと。


元々は国がやっていたこと。


財源とかの問題で民間が行うようになり、介護や障害者関係がビジネスになった。


有料老人ホームで働いて、給与を貰って生活している身ではありますが、現状に嫌気がさしている。


介護の分野で独立できるのであれば、利益優先ではなく、心のある人が働く組織にしたいと思っている。




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posted by トモ at 06:30| Comment(4) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
介護事業って、介護報酬や提供時間など、制度を厚労省がちょっと変えるだけで、赤字になりますよね。
制度をころころ変えられて赤字になるから、民間がやるには、リスクが大きすぎますね。

厚労省の介護事業の経営実態調査を見ると、居宅介護支援事業所って、万年赤字垂れ流しなんです。
ケアマネって、株式会社がすることなんでしょうかね?
ちなみに、ワタミは、訪問介護は赤字ってわかってるから、株主責任がはたせないから、しないそうです。

利益とか関係なく、質の高いサービスを・・・と思うと、NPOになるのでしょうか。
でも結局は介護保険制度の中で実施されるので、縛られるでしょうね。
Posted by デイちゃん at 2014年03月24日 18:25
>>デイちゃん

確かに介護事業は制度に左右されますね。

居宅ってなんですね。知らなかったです。

ワタミらしい。

質の高いサービスをすればコストがかかるし、かといって収入は制度で決められてるし・・・・
Posted by トモ at 2014年03月25日 21:24
居宅介護支援事業所って、ちょっと最近まで、収支差率の平均がマイナス17%だったんです。
みんなケアマネになりたがるけど、事業所が大赤字じゃ、給料は上がらないし、会社の中でも立場は弱くなりますよね。
お前らの給料、デイが払ってやってるんだ的な。

居宅は併設が98%で、自社の併設の事業所に利益誘導するためのものなのです。
ケアプラン作ると一月あたり介護1・2が1万円、3〜5が1万3千円。だいたい40件もつけど、それ以上もつと支援費は減算があります(41件以上は半分に)。
単純に介護3ばかり40件もってプランを作ると、一月52万の事業所収入。
そこから事業所の賃料、水光熱、パソコン、プリンター、車、そして人件費。
となると、人件費って上限あるじゃん?給料って安くてあたりまえ?みたいな気がします。

ケアマネよりもデイの管理者の方が給料も立場もいい気がします。
Posted by デイちゃん at 2014年03月26日 12:33
>>デイちゃん

詳しい説明ありがとうございます。施設経験しかないので居宅介護の事情を全く知りませんでした。

独立した時に訪問して顧客を増やしてデイに展開しようかなと考えていましたが、そんな状況だったら難しいことが解りました。

やはり、居宅とデイの併設で立ち上げないと厳しいですね。
Posted by トモ at 2014年03月26日 22:10
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