杉本彩の話を聞くのが目的で行ったところ、実は公明党の議員の講演? だったことは、前回の記事に書いたが、その続きとして書きたいと思う。

選挙には、かならず投票に行くが、いつもどこの党に入れようか決めかねる。今まで、駅の近くでやっている演説や議員の講演といったものはちゃんと聞いたことがなかったのが、決めかねる原因の一つではある。
少し騙された感はあるとしても議員の講演に連れて来てもらっているので、興味のある話は聞くことにした。
A市から立候補する議員が出てくる前に、東大卒、コロンビア大に留学との紹介があった。正直な話、どんな坊ちゃんが出てくるんだろうと、思っていたが、私の期待を裏切り、熱い人間だった。
私は、結婚式での友人代表のスピーチや施設での行事の司会などを頼まれることが多いので、話すことは得意分野と思っていたが、議員のトークを聞いて天狗の鼻をへし折られた気分になった。
私が言うのもおこがましい話ですが、政治家なだけあって、めちゃくちゃ話が上手です。アベノミクスで株価は倍増した話、次は家計の景気を良くするために消費税の増税を先送りにした話、介護について話をしたので、介護業界で働く1人として介護保険制度について書きたい。
このままだと介護保険は破綻する私は政治家でも何でもなく、介護業界で働く一人です。今から書くことで、だったらお前が政治家になれよと言う突っ込みは勘弁して下さい。

2014年の日本の高齢化率は26%です。
2020年には29%、2025年問題と言われる年には30%を超えていきます。
今の介護保険制度は大丈夫なのか?
保険と言うのは、保険を利用する人の人数が、保険料を納める人の人数より少ないことで成り立ちます。自動車保険に置き換えると、保険料を払っている人の中で、事故する人の方が、事故しない人の数より圧倒的に少ないので成り立っています。
私は10年くらいは車に乗っていますが、事故したことがない。でも、何かあった時の為に保険には入ってます。
保険を支払っているのに死ぬまで事故を起こさない人もいるでしょう。
しかし、介護保険は違います。人間、かならず年老いていきます。日本人の寿命が伸びていることから死ぬまでに大半の人が介護保険サービスを利用するでしょう。
要介護度5の人の給付額の上限は36万円で、自己負担が36000円。要介護度5の人を支える為に40歳以上で保険料を納めている人の何人分の保険料が必要になってくるでしょうか?
公費50%(国25%・都道府県12.5%・ 市区町村12.5%)を0とすれば、何十人で一人の人を見るのだから税金ありきのシステム。
介護サービスを受ける人は、年々増えることを考えると、現状の介護保険制度では成り立たない日が来るのは目に見えています。
貧乏日記 ブログランキングへ